4月の学校行事について私のコンセプト
こんにちは!!環境土木学科のミヤギです。
気が付けば、2017年度が始まって1か月経っていました。
この環境土木学科のゆるーーい日誌を更新せずに5月を迎えてしまいました。
新年度が始まって色々と忙しく過ごしていたもので、、、
もしかしたら、今回は長文になるかも。。。
環境土木学科ということではなくサイテクカレッジ美浜の4月の学校行事を一個人の考えをお話します。
サイテクカレッジ美浜では僕が主に学校行事やイベントを運営の中心となっています。いわゆるリーダーになります。
4月は学校行事が新入生歓迎スポーツ大会、リーダー研修合宿を実施しました。
初対面であってもすぐに一緒に協力をすることとは
新入生歓迎スポーツ大会では例年通りにバスケットボールをし、全学科の全クラスの学生をごちゃ混ぜにし、8チームつくり、2グループに分けました。予選グループは総当たり2回戦、グループで上位2チームは決勝トーナメントへいくという結構過酷なスケジュールで行いました。
ハードすぎた学生、申し訳ないです。。。
専門学校ですから、卒業後に大学編入する学生以外のほとんどが就職となります。この時点から卒業後、社会でたのしく生きるためのスキルを身に着けてほしく、慣れ親しんだクラスメイトばかりでないチームでチームスポーツを行いました。
挨拶したばかりの人とすぐにチームとして動いていくのはスポーツに限ったことではなく、会社、社会ではよくあることです。なので、少しでも体験してもらえたらと。
あとクラスや学科以外の学生と交流をもって、少しでも学校生活を楽しんでいただきたいという思いもありました。
ヘトヘトになったけどいいヘトヘトだったかなと笑
全学生ではないけど、他の学科や新入生と少しだけですけども話することができてよかったです。
それにしても、、、
この日は暑かったのでキツカッタ。。。
チームのリーダーになるため何が必要か
新入生歓迎スポーツ大会の翌週には僕がやってみたいという思いで初めて行った行事でリーダー研修合宿を行いました。
「しおり」らしいデザインにしてみました
3月の半ばころから2年生には伝えていました。ただし、リーダー研修合宿を行うことだけしか伝えていませんでした。どういったことをやるのかは詳細は話しませんでした。
僕がここで求めていたのは
フットワークの軽さ
でした。
僕が考えるリーダーの素質としてフットワークの軽さは必要なのではないかと思います。なんだかおもしろそうという好奇心で動き、まずはやってみるというのはすごく大事なんじゃないかと。
その好奇心でチームのみんなよりも1歩、1.5歩ほど先を紆余曲折しながら歩いて、その後をついてくるチームや仲間がどうしようもなくなった時にそっと手を差し伸べることができるような存在だと思います。
チームのみんなの苦労を少し背負うことになります。
ですが、その中で強さとやさしさが身につくのではと考えます。
研修合宿で何をするかはわからないまま集まったきっと彼ら、彼女らは「クラス」を「チーム」に変えることができ、チームや仲間の面白いところや良いところをリード(引き出す)できるの者ではないかと。
そんなケミストリーを起こせる、火種になれるような学生を集めたいと考えていたので、事前にやることを伝えていませんでした。各クラスからの2または3人の参加者が決まってから、研修の内容を小出しに伝えました。
ちょっと話がながくなりそうなので、今日はここまでにしますね。次、たぶん、明日にリーダー研修合宿についてお話をします。
では!!
2016年を度振り返る
こんにちは、環境土木学科の宮城です。
気が付けば、1か月以上も放置していました。。。
卒業研究発表会があったり、卒業式があったりと色々と忙しく過ごしていまして、久々の更新となります。
2016年度を振り返る
2016年度はサイテクカレッジの環境土木学科で講師として勤務して2年目となります。
1年目は慣れないことばかりで周りを見る余裕はあまりなかったものですから、2年目の2016年度は1年目に比べると実習や見学、合宿などを行うことができたかなと。。。
7月に恩納村での橋梁工事の見学でドローンからの1枚
資格対策試験などに関しても、測量士補、2級土木施工管理、2級建築施工管理など資格取得、合格のサポートをすることができただろうと思っています。
余裕は持っただろうと思っていはいても、それでもやはり試行錯誤の毎日だったのは間違いないです。
ですが、その試行錯誤というのはネガティブなもので辛いというのものではなかったです。むしろ、楽しかったです。2年目というのもあって学生とコミュニケーションも取りやすくなっていたこともあって、イメージの共有がしやすかったです。
きっと、過去に設計事務所の設計作業や建設現場での管理業務の経験が活きたのかと考えています。
この3月に卒業した環境土木学科、環境建築学科の学生には「人間関係を丁寧に築け」とズーーーっと言ってきました。きっと彼らも勤める設計事務所、建設現場で体現してくれるでしょう。
合宿などをしてきたわけ
この2016年度は環境土木学科は2つの合宿を実施しました。1つは環境建築学科と合同で夏休み期間中に渡嘉敷島へ1泊2日。もう1つは12月に伊是名島へ2泊3日。
どちらも沖縄県内の離島へフェリーに乗って移動し、建設業とは直接的に関係のないことをしてきましたのですが、それで良いのです。
渡嘉敷島合宿での朝の集い、ラジオ体操
日頃、学校でアカデミックに土木などについて学んでいますが、アカデミックなことだけでは良い技術者にはなれないです。
「土木」に与えられている社会的な役割というのは「点と点を結ぶ線を創る」。
良い技術者とはモノづくりができるというのは当然なことで、モノづくりの先にある人と人つなぐ、橋渡しを担う、場を整える者が良い技術者だと思っています。
そうなると、、、
独りよがりではよい技術者にはなれないと思っています。志をもった複数の人が「チーム」として動き、切磋琢磨しながらでないと良い技術者に成りえないです。
12月の伊是名島合宿での一枚
なので、この環境土木学科をひとつのチームとして考えた場合、各々が持っている理想の技術者になるためにはチームとして動いていく必要があると考え、合宿を2度実施しました。
合宿でチーム、学科の結束を高めることができました。どうすれば良いチームをつくることができるかを考え、各々が理想とするチームをつくることもできると思っています。
もうすぐ新年度
さて、今週末で3月も終わってしまい、土曜日からは4月になります。新年度がいよいよ始まります。
環境土木学科の在学生、4月から2年生の学生春休み期間中ですが、学校に来て5月21日の測量士補の国家試験に向けて日々、勉強に励んでいます。測量士補試験合格後には合格通知書を眺めながら祝杯できたらって思ったりします(20歳未満はソフトドリンクで)。
3月2日の卒業パーティーで環境土木学科で1枚
2017年度も環境土木学科のチームワークをより高めていけるように色々と企みながらも、他の学科の学生ともこれまで以上につながりを持てたらと思っています。4月は新入生歓迎スポーツ大会とサイテクで初めての試みのリーダー研修合宿を企画しました。
3年目となる2017年度はこれまで以上に学科やクラスを超えて、サイテクの学生にとってより良い関係、お役に立てるようになれたらと思います。
では!!
未来の土木について話をしよう
こんにちは。環境土木学科の宮城です。
気が付けばもう2月になりましたね。今の2年生とも残り数日かと思うと少しさみしいものがあります。
さて、昨日ことですが、環境土木学科でちょっとおもしろいと道路整備の見学会にいってきました。
未来の土木について語る
ちょっとおもしろい道路整備とはなんなのかといいいますと、、、
ICT活用工事施工現場です。
ICT活用した?
ICTってなんだと言いますと、、、
ドローン、インターネットを活用したハイテクな道路整備、土木工事。
インターネット…?
ドローン…?
土木…?
関係ないのじゃないと思っていますか?
ITと土木もう関係ないとは言い切れないものです。
今後は国土交通省、国が土木、建設業はもっとハイテクを活用して仕事、工事、プロジェクトを進めるようにと舵を切っています。
なぜ土木をハイテク化に?
建設業だけでなく、今あらゆる産業に人材が不足しています。
土木に関していいますと、これまでブルドーザーやクレーンなどを運転していたオペレーターの引退が迫ってきています。それと同時に最近よく話題になる「ブラック企業」などにもならないためにも技術者、技能者の仕事の負担を減らすためにです。
なので、現在、建築、土木という仕事はIT化、ハイテク化が急速に進められています。
ハイテクになると土木で働く人はどう変わるの?
ハイテクになることで建設現場で働く監督や職人の仕事が楽に進められていくだろうといわれています。
危険と言われていた作業も安全にでき、少ない人数で仕事ができます。
少ない人数で短い期間で確実な仕事できることで、働く人の給料が上がっていき、休みも取りやすい環境になります。
現時点でハイテク化された土木、建設の仕事
これまで土地の形状は大きさを調べる測量は人の手でトータルステーション、トランシット、レベルと呼ばれる機器で行われていました。
ですが、、、
これからはというか、
もうすでに
ドローンを飛ばして、空から調査し、土地の形状、起伏を調べることができます。
これまで10日ほどかかっていた作業が、わずか40分ほどに短縮されるそうです。
さらに調べた結果は3D化され、それをもとにほんの1~3日程度では2Dの図面を自動的に作成されます。
調査、設計する側も仕事がAIによってハイテク化されずいぶん楽になります。
施工する側、工事をする側も楽になりました。
これまで建設機器、重機を操作するにはある程度のスキル、熟練度が必要とされていました。
そして、土を掘ったり、埋めたりする箇所を決める、道の形を決めたり、勾配の角度をつける丁張りという作業がありました。
ですが、それらもITなどの活用で掘ったり、埋めたりする作業には大した熟練度が必要なくなりました。免許をとって少しの講習を受ければ、すぐにベテラン並みの作業仕上がり具合になります。
丁張りの作業についてはGNSS(GPS信号など)を使うことで重機が作業する位置、進む方向を誘導してくれます。
GNSSはカーナビシステムなどで使われています。
見た目はこれまでのショベルと変わらないように見えますけど、実はハイテクです。
土木、建設業の新しい働き方がはじまりましたね。
人工知能で仕事を奪われないかと心配する方もいます。
僕個人的には建設現場の管理者にとってはすごく良い方向へ進んでいくのかなと思います。
監理技術者がよりイキイキと働ける時代がやってきているように見えます。
お知らせ
環境土木学科では4月からの入学願書を受付しています。詳しくはメール、電話にてお問合せください。
造園実習を通して地域へ貢献をする
こんにちは!!みやぎです。
昨日といいますか、昨年からですが造園の実習として、浦添市にあります岩盤浴やまかわの杜様の庭を手入れ、剪定などを行っています。
今日はその造園実習の状況についてお話します。
自然をさりげなく活かす
岩盤浴やまかわの杜の女性の浴場の休憩コーナーには自然を活かした庭があります。「自然を活かした」というのはありのまま、ほったらかしという事ではありません。
自然っぽく見せるよう演出、デザインがされているという意味です。
女性休憩コーナーの庭の剪定、定例前の状況
なので、今回の庭の手入れもなるべく「自然」にみえるように剪定、不要な木や草を刈り取っていく必要があります。という事でただ切るのではなく、考えながら切っていくという作業になります。
これが意外に難しいものです。
剪定であって、草刈、清掃ではないので。。。
女性休憩コーナー庭の手入れ中
庭の周囲の状況など、
どこをどう刈り取ろうかと。
草木のバランスを考えながら2時間ほどの作業の結果、、、
女性休憩コーナーの庭の手入れ完了状況
こんな雰囲気で仕上げてみました。
作業前と比べるとだいぶ雰囲気が変わったんじゃないかと思います。
岩が荒々しくできて、シダも程よくあって、灯篭も見えて、人の手が加わりすぎてない自然っぽさが表現されたのじゃないでしょうか。
正面も手入れしてみる
女性浴場の休憩コーナーの庭を手入れした後は正面の庭木、看板廻りの草木も手入れしました。
着手前はこんな感じです。
建物正面1
建物正面2
実はここにある松の木はお店が植えたものではないらしいです。オープンしてから数年後に勝手に生えてきて、育ち、ここまで育ったようです。
お店のオーナーとしては、意図して植えたものではないからこの松の木を伐採しても構わないとの事でした。くすの木だけにしても構わないと。
ですが、、、
せっかくの松の木だしという思いが造園の先生と学生にはありました。
そこで、造園の先生、学生とオーナーと話し合った結果、
松の木を剪定しくすの木と共存させるという事に決まりました。
もう一本のくすの木も手入れ。
この日は12月であるにも関わらず、気温が28℃ほどありました。
いやー暑かった。
手入れ、剪定後はこういった感じになりました。だいぶ、すっきりし明るくなったようにも見えますね。
やまかわの杜の看板廻りもしっかり手入れします。
看板周り手入れ前
看板周り剪定中
ここでもバランスを考えながらもしっかりバッサバッサと刈りこんでいきます。
真剣に剪定をしている姿に男気を感じます。
看板廻りはこうなりました。
勢いよく好き勝手に育っていた草木をすっきりさせることができ、看板もきれいに見せることができました!!
庭の手入れ、草木の剪定とは
庭の手入れとは一見、ただの草刈や清掃と思ってしまうこともあるかと思います。でも実は奥深いものです。
庭をきれいにするを超えて、庭や草木の
再デザイン
再生
リニューアル
と捉えてもよいと思います。
今回のこの庭の手入れを通して岩盤浴やまかわの杜のスタッフ、お客様には非常に喜んでいただいています。
これからも僕らサイ・テク・カレッジの環境土木学科は土木、建設を学びながらも地域に貢献をしていく活動を進めていきます。
今回、造園実習の場を提供してくださった岩盤浴やまかわの杜様ありがとうございます!!学生はこの場でとって大きな学びと経験を得ることができました。
学生募集のお知らせ
サイ・テク・カレッジ環境土木学科では平成29年4月入学生を募集しています。土木を通して沖縄県の地域社会または日本、世界へ貢献したいという気持ちがありましたらぜひご応募ください。
専門学生として在学中に測量士補を取得しておくべき5つの理由
こんにちは!!みやぎです!!
今日から平成29年度測量士・測量士補国家試験の受験願書の配布が始まりました。
なので今日は専門学生として在学中に測量士補の資格取得をしておくべき理由についてお話をします。
1.国家資格だから
ぜひ専門学生の間で取得して欲しい資格として測量士補があります。検定・資格には国家資格と民間団体が認める資格と大きく分けるとふたつに分けることができます。
国土地理院にいきさっそく受け取ってきました
この測量士補という資格は国土地理院の長が認める資格ですので、公的な機関からも信頼度が高い資格です。信頼度が高いということはきちんと勉強し、測量にかんする知識を十分に持っていると認められるという事です。
2.国家資格を早い時期から取得できるから
測量士補の試験日が毎年5月で合格発表が7月になります。なので、専門学生2年生になってすぐに試験を受け、就職活動が始まる頃、夏休み前に合否がわかります。
7月に測量士補の試験に合格した場合、就職活動中には訪問先の会社、面接を受ける会社にはきちんと勉強をしていることをアピールできます。アピールできるという事は資格を持っていない同世代の学生よりも有利になる強みになります。
実際に平成28年度の測量士補の試験に合格した環境土木学科の学生もすぐに希望とする会社から就職内定を勝ち取ることができました。
3.数学的思考で論理的に考えることができるから
この測量士補は試験問題数が全部で28問となります。そのうち文章問題が18問前後、計算問題が12問前後となります。これを3時間で解きます。
計算問題の理屈、計算過程に慣れているのであれば、どうってことはないのですが。数学が苦手な人にとっては苦しいものです。ですが、この測量の計算の理論、計算に慣れてしまうことで、測量以外の構造力学などにも活かせます。
要は土木の計算についての考え方がわかるようになるという事です。
たとえすぐに計算の意味、理屈がわからなかったとしても、わかるようになるまで理論を試行錯誤に組み立て、結果的には解を導くことができます。数学的に考え抜く体力がつくという事になります。
だから、数学が苦手な人こそ受けてほしい試験であります。「できる!!」という事を増やしてほしいです。
4.きちんと評価される資格だから
僕らサイ・テク・カレッジの環境土木学科を卒業すると、民間の建設会社にしか就職ができないと思っている学生がいます。ですが、建設会社以外にも行政、役所へも就職をすることができます。もちろん、各役所、役場での職員採用試験を受けなければなりませんが。
役所の職員としての仕事、職種というのは大きくふたつに分けられて募集されています。一般職と技術職。
http://www.city.naha.okinawa.jp/cms/kakuka/jinji/syokuinsaiyou/h28dobokenannai.pdf
那覇市役所職員採用試験案内の一部
市役所での技術職というのは一般職に比べ、競争率が低いとも言われています。
理由としては技術職というのは建築・土木に関する課目を履修しているか、免許の保持・資格取得者という条件があります。
なので、この測量士補という資格は行政も評価しているということになります。
昨年の夏に、海上保安庁の職員が学校にいらしゃいまして、海洋測量、海図を描ける技術者を育てたいということで説明会が実施されました。
サイ・テク・カレッジの環境土木学科ではここに記載のある土木施工管理・建築施工管理の資格取得も目指していますが、学科試験合格後に実務経験が2年以上必要となります。なので、学科試験を合格してもすぐに土木施工管理の免許保持者にはなりません。
土木施工管理技士・建築施工管理技士の免許も社会的にも大変意義のある資格ですが、取得は卒業後となります。先に述べました学生の間に取得できる国家資格取得というのは大きいです。
民間の測量設計事務所でも測量士補を毎月3,000~5,000円の資格手当をつける会社もあります。
卒業後、民間の会社で働く、行政側で技術者として働くどちらも可能になるという事です。資格を取得し、環境土木学科を卒業することで、仕事に対して幅広く選択することが可能です。
5.学生にやさしい受験料だからこそ
この測量士補の試験受験料として2,850円とかなりのお値打ちになっています!!この金額で国家資格というのはなかなかないです。合格した場合は登録料として15,000円を納めなければなりませんが、それでもお値打ちだと思います。
金銭的な負担が小さいからこそ、学生のうちで取らなければならないと思います。
6.苦楽を共にすることで仲間になるから
年に一度しか試験が開催されないので、まずは5月21日まで気合を入れてがんばってもらえたらと思います。これを機に勉強の楽しさを知り、一緒に勉強してきたことで苦楽を共にし、ただのクラスメートが仲間になると思います。
専門学生中、楽しかったーと言えることもいいのですが、やはり、同じ目標に向かっていった頑張った時期というのは必要です。仲間をつくり共に努力することで自分自身の人生の設計、デザインでき、たのしい人生となると考えます。
平成28年度の測量士補の合格日記
7月にはサイテクで受験したみんなの手元に合格の通知が届き、みんなで合格通知書を眺めながら飲みたいので、僕もがんばります!!