'Dont’ think, feel it' を下水処理施設見学で思う
こんにちは!!
環境土木学科のミヤギです。
先日ですが、環境土木学科で那覇下水処理施設の見学をさせていただきました。
今日は下水道について話をするのでなく、「勉強へのあり方」について考えてみようかなと。
なぜ下水処理施設を見学したのか?
下水処理施設の見学なんて小学生の社会見学授業でいくものでしょ、って思っています?高校も卒業して社会人になろうとしている者が小学生が見学するようなところへ足を運ぶのは…と思われても仕方ないでしょうね。
土木の授業、土木分野で「上下水道工学」という科目があります。その科目では下水道管路や基本的な下水処理過程などについて学びます。
環境土木学科ではまず1年次に下水道第3種技術検定という資格取得を目指しています。基本的にはテキストを使い、主に下水処理過程、工場排水、水質管理について学びますが、どうしても文字と図だけのテキストだけじゃ、キツイんですよね。
キツイというのは何かというと、テキストに載っていることがどうしてリアルに感じ取ることには難しいということ。言葉、文脈などは概念として理解できますが、なかなか生活レベルにまでは落とし込むことができないのですよね。
あとはこのテキストが文字がぎっしりで分厚いので、全く予備知識がない人にとっては読むにはかなり歯を食いしばっていく必要があります(笑)専門書ってそんなものですが。
専門書を読むことに慣れないとキツイんですよね。
知識を経験、経験を知識にする
土木、建設業というのは市民、町に住む人々の生活を陰で支える仕事、基盤づくりなので、学ぶ側が肌レベルで感じなきゃいけないと思います。今回、那覇下水処理施設様にお世話になり、環境土木学科全員で見学をさせていただきました。
「百聞は一見に如かずに」という言葉はホントによくできたものであります。私が授業でテキストで3カ月近く講じてきたことは、下水処理過程を肌で体感するのと、施設センター長の施設についての解説でほんの2時間弱で理解できました。
まさしく
「Don't think, feel it(考えるな、感じろ)」
ですよね。
ブルース・リーの言葉ですが、ご存知ですか?私はこの言葉が好きです。
けど、勉強、学問の場合は感じたままで完結してしまうにはもったいないのこなかなと。勉強の醍醐味というのはこの先にあるんじゃないかなって考えます。土木、建築の勉強についてだけではないのですが、どの分野の勉強、学問の場合は常にこのThinkとFeelを行き来をしていかなきゃならいのです。
行き来というのは「感じた事」「考えたこと」をそれで完結にするのでなく、感じたことを論理的な思考をもって言語化、図式化する考える練習が必要です。考えたことを実際に形にする、場に行くことで感じる。それを繰り返すことで知識を増やし、経験を増やし、知識と経験を理解することで体現、表現することができるようになるというものです。
勉強してて気になること、疑問を持つことがありましたら現場に足を運ぶ。現場で感じた違和感や疑問は放置せず勉強し調べる癖をつけてくださいね。
ご安全に!!
追記:
土木という分野は一般の人が不自由を感じないように生活をつくっているんだなって改めて思いました。