デザインするうえで必要なスキル
こんにちは!!ミヤギです。
お盆へ突入し、夏休みも後半へと突入しましたがいかがお過ごしでしょうか?
環境土木学科は夏休みの宿題というか、課題図書を出しています。
もしかしたら、聞いたことがある、本屋さんで見たことがあるかもしれませんが、嫌われる勇気という本を課題図書にしています。
そして、この課題図書の嫌われる勇気をテーマにして土木学科でディスカッションする予定です。
なぜ?土木学科なのに読書を?
環境土木学科の履修科目で水理学、土質力学、構造力学、コンクリート工学など色々と難しい科目があります。あえて、そこを宿題、課題をせずに読書を課題にしました。
まずどんな学問に共通していることが本を読む、文章を理解すること。いわゆる読解力が共通して必要です。読解力が高くなるとあらゆる事に対応ができうようになります。この力をつけることで苦手な英語、数学や物理などもわかるようになります。
高校までは数学の計算とただの数字、数字の変化でしか考えていなかったと思います。
専門分野での計算には過程や数字や記号には具体的な意味が入ってきます。具体的な意味をもたせるためには言語化でことを理解、説明できることでようやく意味が持たせられれます。さらに具体的な言葉で意味を持たし、事を数値化。事を数値化することで目に見えない力やバランスが見えるようになります。力学を理解するには事の言語化と数値化という作業が必要です。
なので、まず事を言語化するためにもまずはいろいろな言葉での理解や表現ができるようになる必要があります。
だから夏休みは課題図書を読むことにしています。
嫌われる勇気を課題図書に指定した理由
今回、課題図書として「嫌われる勇気」を指定したのは「人を知る、知ろう」とするということを意識してほしいからです。あとはここ数年、社会人向け、意識高いビジネスマン向けの雑誌にもよく特集が組まれています。
社会で活躍する為の準備の場として専門学校というのが存在していると考えると、学生の頃から自分以外の他者と共同で作業することできるようになっていただきたいです。
他者と共同で作業するうえで必ず起きるのが意見のぶつかり合い。
意見のぶつかり合いで対立するのではなく、対話によって解決することを考える、異なる考えを否定しない、否定されたとしても考えが違っているだけなんだなっていう態度をとれるようになるきっかけになるのじゃないかと。
さらに、
それらから、
過去と現在を切り離し、現在と未来をつなげる力をつなげてほしいからからです。
会話ではなく対話を
人と会って言いたいことを話をすることが大事ではなく、人と向きあって話を人に合わせた言葉で話をすることが大事です。ディスカッションとはどっちが正しいか間違っているのではなく、より良いコト、モノをつくるために考える場です。より良くするための共通の課題をつくる場で、その課題を乗り越えるための場です。
前にもどこかで言ったかと思うのですが、図面を読むとは対話です。デザインするのも人ありきで考えて、その必要とする人と対話をし形づくるのがデザインです。
モノづくり、デザインという仕事には必ずついてくるのが問題です。問題を課題化し、乗り越える知恵や力をつけることが社会に出て活躍するための必須条件です。
まぁ、硬い言葉がならびましたが、踏まえて乗り越えられる人に僕もなりたいし、勉強する学生もそうなってほしいです。
では!!
ご安全に!!