サイ・テク・カレッジ環境土木学科ゆるーーい日誌

土木・建設業とは何かを学生と共に学び、感じたことを綴ったゆるーーい日誌です。

生物と建築の両方の現場をのぞいてみた

こんにちは、ミヤギです。

 

ずいぶん間があいてしまったのですが、、、

 

ちょっと前の話で前回の続きでサイテクカレッジのリーダー研修合宿の2日目についてお話をします。

 

日本の朝はラジオ体操から

二日目は朝6時半起床でした。名護青少年の家の館内には小鳥のさえずりのBGMが目覚ましとして流れ、さわやかに起きることができました。

 

7時から広場前でラジオ体操でリーダー研修合宿の二日目がスタートしました。

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ラジオ体操係は環境建築学科1年に任せました。

 

高校生の頃までは運動会や体育の授業の一環、夏休みのラジオ体操運動でしかやらなかっただろうと思いますが、多くの企業、特に建設業に関してはラジオ体操で一日がスタートします。

 

ラジオ体操とまではいかなくても、日頃からストレッチを行う習慣を取り入れてもいいのじゃないかと思います。

 

リーダー研修ですので会議を

サイテクカレッジのリーダー研修合宿となっていますので、施設内の講堂で会議を開きました。サイテクカレッジのイベントや行事の運営についてや方向性について話し合い、役割の分担を決めました。

 

僕としてもできる限り学生の意向に沿ったサポートをできたらと思っていますので、環境土木学科、建築学科以外の学生とも円滑に情報を交換できるよう努めていきます。

 

歴史ある酒造所を見学

午後に名護青少年の家を退所式を行い、そのあとすぐに名護市街地にあります津嘉山酒造所へ見学にいきました。

 

津嘉山酒造所の創業は大正13年の老舗になります。現在、修復作業中の酒蔵は昭和4年築となっており、コンクリート瓦を使用している最も古い木造建築物です。

 

今回、「お互いを知る」というテーマもあったので、

 

生物工学科の微生物を活用した取り組み、商品開発と環境建築学科の木造建築という分野を同時に見学をし、それぞれの学科が学んでいることが何に活かされるのかを知るということで津嘉山酒造所のご協力を得て見学をさせていただきました。

 

現場を覗く

酒づくりの職人の杜氏さんから、津嘉山酒造所の泡盛「国華」の製造工程について説明をうけ、ほとんどの工程が手作業で行われていると。

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実はこの酒蔵で使われている木材は防腐処理されていなく、泡盛づくりに欠かすことができない黒麹菌が繁殖し、木材へ付着し、それが木材を強くしているとのことで、建築学科、生物工学科の学生にとっては目から鱗の驚き。

 

泡盛つくりについてのレクチャーを受けた後、修復作業中の酒蔵を見学しました。

 

建築を学ぶ学生にとってはすごく刺激的でワクワクしたのではないかと思います。

 

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既存の木造部分に鉄骨で補強しています。

 

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屋根の赤瓦の葺き替え状況

 

初めて建築現場を訪れる学生がほとんどでしたので、環境建築学科以外の学生も真剣に話を聞き入り、真剣な顔で見学をしていました。

 

2日間を振り返る

今回のリーダー研修でお互いを知り、お互いが何を学んでいるかを知ることで、今後の学校生活でお互いサポートしあうきっかけになったのではないかと思います。

 

「環境を創る」というのはまず丁寧に人間関係を創ることから始まります。ひとりで何かを成し遂げる事といのは不可能のもんです。

 

1泊2日の短い時間でしたが、在学中、卒業後にもよきリーダーになるためのスタートになっただろうと。

 

これからも学校生活を陰ながらサポートをしていきますので、よろしくです!!

 

追記

普段は泡盛を飲まないのですが、今回の見学を機に津嘉山酒造所の「国華」を購入しました。造り手の顔や思いを見たことで興味がわき飲んでみようかと思いました。この当日、21歳の誕生日を迎えた学生がいたので、国家試験が終わりましたら、一緒に軽ーく酌み交わします。