サイ・テク・カレッジ環境土木学科ゆるーーい日誌

土木・建設業とは何かを学生と共に学び、感じたことを綴ったゆるーーい日誌です。

台湾研修旅行で得た財産

どうも。

 

環境土木学科の宮城です。

 

この記事を書いている今からちょうど1週間前は環境土木学科の学生と台湾を歩いていたんだなと思うと、、、

 

さて、今日は今回の台湾研修旅行を実施した経緯、この研修旅行で得たモノやコトなどについてお話をします。

 

なぜ、わざわざ海外へ研修旅行をしたのか

私は日頃から学生へ「フットワークを軽く!」と訴えています。フットワーク軽くやれば、世界観が広がり、好奇心が刺激され、好奇心から探求心へと変わります。それが人が人が成長するスパイラル、仕組みだと考えます。

 

なので、「学生に旅をしてこい!」「できるなら海外へ!」とも言っています。

 

ですが、、、、

 

なかなか旅に出てくれません。

 

それなら!!一緒に世界を歩こうってことで企画しました!!

 

二十代のはやいうちに一度は日本から出ないと、就職をし、企業へ勤めると、海外へ出る機会は失ってしまうので。

 

ということで、今回の台湾研修旅行を企画しました。

 

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那覇空港LCCターミナルで台湾へ向かう直前。



台湾を歩くことで大きく成長させた「力」

僕ら環境土木学科は3泊4日で台湾の台南と台北を歩いてきました。飛行機、新幹線、バス、タクシーをさまざまな公共交通機関を使い、いろんな街を歩きました。

 

もう気づいているでしょうが、この研修旅行はパックツアーではなく、個人旅行として行ってきました。

 

学校として研修旅行へ行くのであれば、ほんとは旅行会社などにツアーやスケジュールを組んでもらうのが正しいとのだと思います。ですが、僕自身が若いころバックパッカーをしていたせいもあって、このスタイルでは僕ら環境土木学科の学生には適さないのではないか…と。なので、すべて宿、交通などは自ら手配をしました。

 

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ようやく着いた台南駅のプラットホーム。



なぜ、適さないかと思ったのは、、、

 

卒業後に「土木」の分野でリーダーとして活躍するためには「生きる力」をつける必要があるからだと思います。

 

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バスを逃がしてしまい、しばらく途方に暮れてました。


土木の分野だけに限ったことではないのですが、リサーチをし、リサーチに基づきプランを立て、プランを実行し、実行している間に起こる問題やトラブルを瞬時に対応し、修正をしながらゴールへたどり着かなければなりません。リサーチからゴールまでの間に不可欠なのがコミュニケーションの能力も求められます。

 

これら「生きる力」「コミュニケーションの能力」というのは海外を旅することがいちばん効率的に高められていくと考えます。

 

台湾の研修旅行で見えた土木の本質

この4日間、学生と共に「土木」という視点を持って学生と台湾を歩いてきました。そこで見えた「土木」の役割が「起点である」「土台である」「橋渡しである」と。

 

すごく抽象的な言葉を並べてしまいましたが、土木というのはすごく抽象度が高く、土木という括りからさらに細かい専門分野に分かれていきます。。

 

鳥頭山ダムの見学を終えた後、台南から台北へ向かうバスでの会話で。

 

「人間が生きるだけでなく、‘人’ として生きる上で土木は不可欠ですね。土木がないと‘人’としての生活は成り立たないですね」

 

『人間が生きていくうえで「衣食住」というのは必要』であるという言葉を聞いたことがあると思います。衣も食も住もこれら根幹にあるのは土木になります。

 

僕とのその学生での会話から導き出した答えは『人が人として人とつながりを持って生きていくうえで必要なのは「衣食住道」である』と。

 

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台南市内の朝の通勤ラッシュの光景。



水道、下水道、道路、鉄道などのインフラ、道をつくることで動きが起き、活気あるエネルギーを生み出します。

 

土木というのは多くのモノが人の目にも触れずに仕事が進められ、完成しても地中に埋まり人の目にも触れないものもたくさんあります。そして、、、大きすぎて分からない、伝わらないモノばかりです。

 

鳥頭山ダムのようによほど特別で大きな構造物をつくらないと歴史に名前を残せないです。

 

歴史に名前、構造物に名前が残らなかった、残っていない多くの土木技術者や技能者が

つくりあげた土木構造物などが地域の人の暮らしを支え、エネルギーを与えているのです。そして、そのエネルギーが国を動かし、経済を発展させ、生活水準をあげているのです。

 

 僕らはインフラの上で生きているのです。

 

これからますます日本と東南アジアで活躍できるのでは

日本という国はインフラが隅々まで整備され、経済は発展しました。この発展により生活に不自由さを感じなくなりました。ですが、不自由さを感じないからこそ、新しい道や橋を造ろうとすると税金の無駄なんじゃないかという議論が起きてしまうのではないかと考えます。(無駄な道はあるかもしれませんが…)

 

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台北市内の大通りから一本裏に入った道。


それって日本では「道」があって当たり前になってきたという事の証拠なんだと思います。

 

今回の台湾に目を向けると台北市の郊外ではまだまだインフラ整備が必要性はあるだろうとは感じました。

 

台南の隆田駅の周辺でも道路は整備されてはいましたけど、下水道があまり発展していないように見えました。そして、台南駅周辺で歩道は狭く段差だらけで不便さ、不自由さ、不安定さを感じました。

 

これからの台湾の発展に伴ってインフラ整備が急ピッチで進められるのではと。

 

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台南市内を歩く。



日本は当たり前になった道路や橋、ダムの老朽化でメンテナンス、修繕などが必要。台湾を含む東南アジアの地域では人口がこれからも増え続け、それに伴って経済も発展するであろうから道路、鉄道、港などのインフラ整備が必要になってくるだろうと思います。

 

そうなると世界では土木の技術、土木エンジニアの必要性、需要がますます高まっていいきます。

 

台湾研修旅行で得た財産

この3泊4日の台湾研修旅行で僕ら環境土木学科が得たモノ、コトとは。

 

台湾の方のやさしさにも触れ、濃厚で濃密な時間を過ごしたので、たくさんの思い出はあります。そして、先にお伝えした「生きる力」「コミュニケーション能力」も得ました。

 

ですが、これら以上に得たモノやコトというのは「誇り」「希望」です。

 

日本の土木技術をもって台湾のインフラを整備し、多くの台湾の人の生活を支え、台湾経済の発展に貢献することができたことを知りました。

 

環境土木学科の学生が卒業後に土木エンジニアとして沖縄、日本だけでなく世界で挑戦をし、貢献をしたいという思いが芽生えてきました。挑戦をしたいという思いだけでなく、活躍している自分が見えてきたそうです。

 

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那覇行きの飛行機搭乗直前。実は色々とありましたw

 

まだ、土木エンジニアとしては何も始まってないのにって笑うでしょう。

 

ですが、そこにはうまくいく、成功するという根拠がなくてもいいと思います。

 

日本人の土木エンジニアとしての誇りを得たことで、ますます勉強したいという意欲がまし、これからは土木についてだけの勉強でなく、言語などついても勉強してみたい思いも持っています。

 

余談ですが、言語もインフラだと思っています。言語の数が増えたら、思考の範囲も広がり、異なる文化や価値観も理解ができると思います。日本以外での活躍できる範囲が広がり、活躍できる場をつくることができると考えます。

 

話がそれてしまいそうなので、、、元に戻します。

 

この台湾研修旅行について、本土で暮らす友人へ伝えたら、

「自信がなくても、誇りがあれば行動を起こせる」

という言葉をいただきました。 

 

 僕ら環境土木学科はこれから言葉を体現していくのだろうと思います。

 

この研修旅行では土木らしい学びというのは、鳥頭山ダムだけでした。ですが、土木とは…?と問いかけながら台湾の色々な街を歩き、移動をしたことで土木の可能性、土木の必要性、先人の仕事を見たことで、誇りと希望を持つことができました。

 

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I LOVE TAIWAN!!台湾へまた行きたいわん!!



きっと卒業後も誇りもって、小さな自信を積み重ねながら、沖縄だけでなく、日本だけでなく、世界をつくりあげていくでしょう。

 

こう言えることがこの台湾研修旅行で得た一番の財産です。