サイ・テク・カレッジ環境土木学科ゆるーーい日誌

土木・建設業とは何かを学生と共に学び、感じたことを綴ったゆるーーい日誌です。

イチロー的な生き方を取り入れる

こんにちは!!ミヤギです。

 

 イチローメジャーリーグ16年目で3000本安打を達成しましたね!!正直、野球にはあまり興味がないのですが、イチローは人として好きです。

 

今日は土木と全く関係ない話になるのですが、イチローを見てていつも感じるのが「未来を楽しめるようになる準備をしなきゃな」って感じます。今日はそんなことについて。

一流とは何かを考える

高い技術で良い成績を残すことが一流かというとそうではないです。本物の一流というのはその分野を超えて多く人に影響を与えることができる人を指します。高い技術でよい結果を残した選手というのは多くいました。ですが、さらに記憶に残した選手というのはごく僅かです。

 

僕らは記録を残す選手に憧れているのではなく、記録を残して記憶に刻まれる選手にあこがれます。

 

どうしたら一流になれるのか

イチローは徹底した変化を読み取り、自己管理を行っています。

 

丁寧に毎日を過ごす

徹底というのはどういうことかというと、「当たり前」という事を丁寧に接し、こなしていることです。ざっくりいうと凡事徹底ということです。

 

時々、学生にも言いますし、特に自分自身へ言っているのが「丁寧にしよう」です。とにかく丁寧に本を読め、丁寧に話を聞け、丁寧に話をする、丁寧に考えるということ。

 

とにかく何に対しても丁寧にすることで日々を充実させるこができ、理想とする未来に近づいていけます。

 

変化を受け入れ、積極的に変化をしていく

これってどういうことかというと、イチローも年齢を重ねてきたことで体調や体力に変化しました。それって、当たり前のことでこの普遍的な事実を受け入れることで、変化にどう対応するかを丁寧に考えて、積極的にトレーニングを変え、体の変え、フォームを変えてきました。もちろん、イチロー自身だけでなく、環境の変化にも合わせてきました。

 

未来を楽しむ準備をしよう

ここ数年の間でIT技術の進歩などで不安を煽るようなニュースが流れています。技術の進歩はどうしても止められないものです。それらな未来の変化を受け入れて、積極的に自分から変化をしていくことが賢明です。

 

建築・土木という分野はもう何千年も昔から技術が確立されていますが、根本的なことは変わりません。ですが、そこにITという分野が入ってきます。どこか別の場所でお話をしますが、ロボットが建設現場でも導入されています。人の手がかからなくなっていますが、ロボットを扱うのは人間です。そうなると、これからは扱う側の人間性が問われます。

 

知識や経験は大事ですが、より大事になるのがマインドセット(スポーツで言えばメンタルかな)や生き様が大事になります。

 

設計図面を描くソフトでCADがあります。PCのマウスやキーボードで入力することで誰もがきれいな線を引くことができますが、図面としての仕上がり具合はその人の性格や人間性が見えます。

 

CADを扱う技術があっても、きれいな図面がかけるかは別の話です。

 

多くの人にとっては些細なことであり大した問題でなかった事だとしても、些細な事を大事にし、丁寧に対処できるか、できないかが一流と二流の分かれ目になります。

 

完璧さよりも美しさを求めていくことです。

 

うーーむ、、、

話がうまくまとまったかは微妙ですが、ここまでにします。

 

では!!

ご安全に!!

環境建築学科と環境土木学科は渡嘉敷島で合宿します!!

こんにちは!!ミヤギです。

 

夏休みの予定でもお話をしようかと思います。

 

渡嘉敷島へ合宿へいきます!!

突然ですが、キャンプは好きです?

 

僕はキャンプというか「合宿」という響きが好きで毎年、友人仲間とナントカ合宿というの企画して沖縄県内の離島へ行きます。

 

サイ・テク・カレッジの環境土木学科と環境建築学科の2年生は夏休み期間中に「沖縄県離島における建設業研修合宿」というタイトルをつけて渡嘉敷島へフェリーで渡り1泊2日を合宿をします。

 

すごく硬そうで勉強ばかりの合宿に思ってしまいそうですが、そうでもないですよ笑

 

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ケラマブルーと呼ばれる青すぎる海でシーカヤックをやったり、夜はBBQで楽しみながらこれからの将来について話し合えたらななんて思ったりします。

 

「合宿」と呼ぶ理由

「島へみんなで遊びにいく」っていう事で「沖縄県離島における建設業研修合宿」というタイトルなんてつけなくもいいんじゃないの…って思っていますよね?

 

確かにタイトルは必ず必要というわけではないのですが、「合宿」という響きがありますと、なぜかはわからないけど一体感が生まれます。一体感を生み出すことがこれから働く、生きる上で必要なことなんじゃないかと考えます。

 

「合宿」で身につけてほしいこと

今回の合宿は僕から建築学科と土木学科の学生へ持ち掛けた企画です。けど、すべて僕が手配は段取りを組んでいるのではなく、学生にもスケジュールや予算を組んでもらって、僕はサポートする立場に回っています。僕が交渉をしたほうがスムーズにいくことは僕で段取りを組みます。

 

今後、建築・土木という分野で活躍するためには学生のころからリーダーシップを身に着けてもらい、段取りを組むことに慣れてもらいたいという思いがあります。

 

最後に…

どんな仕事にもいえることですが、何か目標があったとしたら、

ひとりでは達成することというのはひとりではできないものなんですよね。

 

仲間がいてこそ達成することができます。建設業というのは自分の持つアイディアと自分以外の人が持つアイディアをうまく組み合わせるスキルを持つことが重要になります。いわゆる「建設的な対話」というものです。

 

サイ・テク・カレッジの環境建築学科と環境土木学科の学生のチームワークとリーダーシップを鍛えられる合宿にしたいですね。

 

では!!

 

ご安全に!!

おしゃれな街をつくるとは

こんにちは!!ミヤギです。

 

8月になりサイ・テク・カレッジも夏休みへ突入しました。学生はもちろん夏休みを満喫してるだろうと思います。夏休みを満喫しているかなと思いつつも環境土木学科の学生を集合かけ、今日もまた建設現場を見学してきました。

 

今回、足を運んだのはサイ・テク・カレッジの地元である北谷町美浜のミハマアメリカンビレッジ・デポズアイランド地区内のベッセルホテルのB棟新築工事。環境土木学科ですが、建築工事を見てみてもいいかなという思いと、街がつくらていく過程をみせてあげたいという思いがあって見学をしました。

 

今回の見学は有限会社大地建設さまのご厚意のうえで見学をすることができました。ありがとうございます。

 

ベッセルホテルB棟ですが、有限会社大地建設・株式会社仲本工業の共同企業体で建築工事を行い、建物の規模としては地下1階・地上12階、客室170室。9月の末には引き渡しということもあって、現場作業員約130名で追い込みをかけて頑張っていました。

 

現場の声を聴いてみた

大地建設のスタッフの方から今回の工事での楽しい話、苦労した話などを笑顔交えながらお聴きすることができました。

学生は卒業後はゼネコンで監督として仕事を通じ社会へ貢献したいという志しがあるので、卒業までに準備すること、建設業で貢献するとは何かという考えるきっかけになったんじゃないかなって思います。

 

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ここだけの話ですが、、、

アメリカンビレッジ・デポズアイランド地区をデザインするうえで大地建設の管理スタッフは世界あちこちの観光都市を回って、視察し、勉強してあらゆるデザインや表現方法を学んできたそうです。

 

バルセロナ、パリ、LA、フロリダ、ニューヨークなどなどを歩き、見てきたと。

 

だから、あのような不思議でわくわくする街がつくれるんですね。

 

ホテルの中を歩いてみる

さて、ちょっとだけ今回見学をさせて頂いたベッセルホテルB棟の話をします。

 

ホテルはまだ未完成で、建設中の状態です。その間でもホテルの設計、デザインというのはつくりながら決めていきます。サンプルとなる部屋をつくってから、またクロス(壁紙)、床のカーペットのデザインを変更していきます。

 

そのサンプルとなる部屋をいくつか見せていただきました。

 

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ダンなデザインで仕上がりも楽しみです。

お手頃に宿泊ができるなら、一度は泊まってみたいな。

 

さて、こちらがこのホテルのスウィートルームの浴室です。

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立派なジャグジー付きの浴室にオーシャンビューです。まだ浴室は浴槽を置いただけの状態ですが、きっとラグジュアリー感のある浴室になるだろうと思います。

 

建物屋上にはシンガポールのマリーナベイサンズホテルのようなプールが設置されます。

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そこから沈む夕陽を浴びながらのんびりバカンスを味わうことできるそうです。

 

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宿泊客でなくてもプールを利用することができるといいなぁ。。。

 

あと11階にも大浴場がありますので、そこからものんびりと湯につかりながら海を見ることができます。

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もちろんまだ湯も張られていなく、タイルが張られたばかりです。大事なタイルを傷つけたりしないよう、施主様へ引き渡すまでの間は養生としての段ボールが敷かれている状態です。

 

授業終わった後に学生とのんびりお風呂で談笑するのもいいでしょうね。宿泊客以外でも利用ができることを密かに期待。

 

街をつくるとは

今回、ベッセルホテルB棟工事を見学させていただきました。建物をつくるというのは街をつくるということでもあります。ここアメリカンビレッジ・デポズアイランド地区はコンセプトをとても大事にし、コンセプトにそって街並み、建物をつくり訪れる人々へワクワクを提供しています。

 

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建設業の建築、土木というのは住む人、訪れる人のライフスタイルをより楽しくするための影からサポートしているんだなって、今回の見学で改め感じました。

学生とこれからも常にどうしたら人を楽しませることができるか、一緒に楽しむことができるよう表現していこうと思います。

 

どんな仕事でも人ありきで考えていかなきゃならないですね。

 

では!!

ご安全に!!

建設中の橋の景色

こんにちは!!ミヤギです。 

環境土木学科は夏になってより活発化しております。

 

 なぜ現場が大事なのか?

またか!?と突っ込まれてしまうかもしれないんですが、本日も建設現場見学へ行ってきました。

 

やはり、どうして教科書、テキストだけだと物足りなさを私も学生も感じてしまいます。理屈は理解できるけど、土木、建築の建設業は理屈の知るだけでは腑に落ちないものです。

 

特に土木というのはスケールのデカい仕事です。

 

デカいスケールを肌で感じるにはやはりここは現場へ足を運んで、自分の目で見て触れ、建設現場を管理する方々の知識や経験を聞くのが一番です。

 

知識の習得、習得した知識を体現する、体現したことをより良くするために知識を入れることがこれからの時代の勉強に必要な姿勢だと思います。

 

 

工事中の橋の上を歩く

今回、サイテクカレッジ環境土木学科は川田建設株式会社様のご協力とご厚意のもとで、恩納村富着で行っている恩納南バイパス橋梁上部工工事を見学させていただきました。

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 恩納南バイパスは現在は片側一車線で開通しておりますが、これを片側2車線の合計4車線通行可能にするための工事を行っています。

 

 

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さっそく現場で川田建設の現場技術員、現場代理人の方から今回のこちらでの工事内容、工法などについて説明を受け、橋桁の製作ヤードへ。

 

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ベテラン技術員の方の丁寧な説明もありまして、ポストテンション工法について理解を深めることができました。

 

まず橋梁、ポストテンションについてざっくりと簡単に説明をしますね。

橋をざっくりと分けると上部工と下部工に分けられます。上部工は車や人の荷重や振動を直接受ける部分で床版と橋桁で構成されます。下部工が上部工を支える橋脚、橋台、基礎で構成されます。強靭で長い橋桁をつくるため鉄筋コンクリートにさらにPC鋼材を埋め込んで、コンクリートと一体化をします。一体化され強化されたことでより長く、自動車の振動や荷重に耐えられる強靭な構造物、橋桁をつくることができます。

 

すごく簡単すぎる説明でしたが、イメージをつかんでいただけたらいいかなと思います。

 

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水色の鉄筋が見られますが、つい先日に見学した拓南製鐵株式会社様で製造されたものです。沖縄は海に四方囲まれている島で常に潮風にさらされています。その潮風によって鉄筋が錆ないようにエポキシ塗料を塗り保護しています。

 緑の板が見えますが、こちらは型板とよばれるものです。鉄筋を組んだら板を組み、箱型をつくります。その鉄筋とPC鋼材が入った箱型にコンクリートを流し込んで、コンクリートが固まるまでしばらく待ちます。ちなみに今回の使用されているコンクリートは普通コンクリートで呼び強度は40N/㎜2になります。

 

 

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ちなみこちらは鉄筋が組まれる前の状態です。四角の形をした黒いゴムが見えますが、これは支承と呼ばれています。風、地震の揺れ、自動車の振動など吸収する大事な役割を持っています。

 

 

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強靭に造られた橋桁はこちらの写真で見られる青緑色した門溝と呼ばれるもので吊るし、レールに乗せて架設場所へと運びます。

 こちらの現場での施工方法では橋桁は現場で製作し、コンクリート床版は工場で製作し、現場へと運び桁に乗せていきます。

 

 

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今回、このように現場管理スタッフの方々の丁寧でわかりやすい説明もあったおかげで学生はより「土木」という分野のスケール感、「土木」が果たす役割を理解できたのではないかと思っています。

 

 

最先端の技術は土木の現場にも

 最後に川田建設恩納南バイパス橋梁工事監理技術者スタッフの方々と記念撮影をしました。

 

すると、そこで登場したのが、今、世間では話題になっているあの機器。

けど、建設現場管理の場では当たり前となってきている、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ドローン!!

 

もちろん、、、

 

 

 

 

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DJIのPHANTOM 4!!

 

 

 

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ドローンで空中から記念の一枚をパシャリ!!

その後も監理技術者スタッフの方々と交流する時間までいただき、技術に関する質問などをすることができました。

 

 

ドローンは今後、土木建設現場で管理をするうえで必需品となってきます。毎月、工事進捗状況の写真などを撮りますので、工事全体の様子を見ることができるようにドローンを活用しております。

 

あともう少し、ドローンの技術が進歩したら、測量でも活かしていけるかもしれないとのことです。

 

学生にとってはこれからの土木施工管理の学科試験合格に向けて、土木エンジニアになるためには必要で意義のある時間を過ごせただろうと思います。

 

今回、川田建設株式会社様には学生共々感謝を申し上げます。

猛暑の日が続き、お忙しい中、私たちに貴重なお時間を割いていただきありがとうございます。

 

機会がありましたら、またぜひよろしくお願いします。

 

ご安全に!!

 

おまけ:

 

建設現場見学の後はお決まりのアイスクリーム、かき氷で火照ってしまった体をクールダウンします。実はこれも楽しみだったりします。

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これも熱中症対策の一環です笑

 

では!!

ご安全に!!

 

サイ・テク・カレッジ環境土木学科についてはこちらでもチェックできます。

www.sci-tec.ac.jp

建設資材を通して構造を知る

こんにちは!!ミヤギです。

 

7月も終盤にかかり本格的な夏、猛暑が続く日に入ろうとしている日曜日の朝からサイテク環境土木学科は施設見学へといってきました。

 

ふと思ったこと、知的好奇心を行動へと移すことで今いる世界、環境をたのしく作り出すことについてお話をしようかと思います。

 

今回、拓南製鐵株式会社様のご協力をいただき、建設資材である鉄筋、鉄骨の製造過程を見学をさせていただき、貴重な経験を得ました。

 

拓南製鐵株式会社について

拓南製鐵株式会社は1956年創業で今年60周年を迎えます。沖縄県内の土木・建築の建設現場で利用さる鉄筋、鉄骨などの建設資材を製造をし、供給しておりシェア率は80%。鉄くず・鉄スクラップを再利用し、建設資材をつくりだしています。

資材の原料を炉(大きな窯)で1500℃以上の熱を加え溶かし、調整分として炭素などの鉄となる元素を加えて鉄の再利用から資材をつくっております。現在のところは沖縄県で利用される鉄筋の分、毎月平均約1万5000トンを製造。

 

f:id:sci-tec-civil:20160724182209j:plain60周年を記念して作ったタブレットいただきました。ありがとうございます。そして、60周年おめでとうございます!!

 

 いよいよ工場へ

写真撮影が禁止ということもあって、実は写真を公開することができないです。なので、言葉だけでどうにか工場の雰囲気を説明しますね。

 

7月の晴れた日ということもあって、工場の中はとにかく暑い。太陽の熱はもちろんですが、溶けた鉄の温度が1500℃近くに達していますので、鉄が工場内の室温をよりあげます。

 

大きな鉄が溶けた炉、熱を加える炎、大きな機械やクレーンが視界では収まり切れないスケールで設置されています。

 

映画で例えますと、、、

もう15年以上も前の映画になってしまいますが、キアヌ・リーブスが主演のThe Matrixの現実世界で地下都市のザイオンの様な雰囲気といえばいいのでしょうか。機械とマグマが入り混じっているんだろうなぁってご想像ください。

 

頭の中ではわかっていましたし、わかっているだろうけど、鉄は真っ赤になって溶け、成形されます。

 

これ以上のことを伝えるには教科書、参考書のような言葉でお話しすることになるので、雰囲気や製造過程についてはここまでにします(笑)

 

 こちらのバナーから製造過程、工場内の様子を見ることできます。

www.takunan.co.jp

 

これまで建設現場はもちろん、ホームセンターなどでも鉄筋を見て、手に取ってきましたが、こんな壮大なスケールで作られているとは想像もしていませんでした。

 

鉄は熱いうちに打て

今回、拓南製鐵株式会社様へ見学をしてみたいと思った経緯についてですが。前にテレビの番組で県外の製鋼工場の見学をしている番組があって、建設資材の製造工程に興味を持ちました。

 

一度興味を持ってしまいますと、意識というアンテナが張るものです。

 

番組放送の翌日または数日内に拓南製鐵株式会社のラジオCMを耳にしました。

 

あっ!!ここだ!!

 

実は、毎朝CMを耳にしていたのですが、興味を持ってしまったことでこれまでただの「音」だったのが「情報」として処理されただけのことなんですよね。

 

沖縄にも製鋼工場があったんだよ!!と意識が芽生えてしまうと、止められないもので、断られることを覚悟のうえでメールで問い合わせました。数日後、製鋼部の方から承諾のお返事をいただき、ご協力があったおかげで環境土木学科の学生と体験し、学ぶことができました。

 

構造を知る

「構造」という言葉を聞きますと学生さんは荷重や力のバランスのことを話をするのだろうと思います。

 

今回ここでいう「構造」というのは社会、環境の仕組み、成り立ちやシステムとして理解してください。

 

僕らが今いる、目の前に広がっている世界や環境は顕在化、表面化しているものです。まぁ当たり前ですが。表に出てくる、出てきたというその当たり前の事象というは複雑な過程や条件を経て、多くの人の努力の結晶として表に出てきています。

 

歴史上の好きな人物のひとりのアインシュタインの言葉で

「わたしは、1日100回は、自分に言い聞かせます。わたしの精神的ならびに物質的生活は他者の労働の上に成り立っているということを。」

 

見学などをしたあとはこの言葉が思い浮かび、まさしくそうだなぁって。

 

表に出るまでの複雑な過程を知ることで、私たちは多くの恩恵を享受して楽しく生きているんだなって理解できます。大人になって「勉強する」という理由は構造を知り、構造を知ることで楽しく生きていくことができ、自らの手で環境をデザインできるスキルつけるためだろうと思います。

 

またたま着地点が見えなくなってきましたので、今日も無理やり話を終えようと思います。

 

最後に。

拓南製鐵株式会社製鋼部様、本日はお忙しいところを私たちのためにお時間を割いていただきありがとうございます。

 

ご安全に!!