サイ・テク・カレッジ環境土木学科ゆるーーい日誌

土木・建設業とは何かを学生と共に学び、感じたことを綴ったゆるーーい日誌です。

専門学生として在学中に測量士補を取得しておくべき5つの理由

こんにちは!!みやぎです!!

今日から平成29年度測量士・測量士補国家試験の受験願書の配布が始まりました。

 

なので今日は専門学生として在学中に測量士補の資格取得をしておくべき理由についてお話をします。

 

1.国家資格だから

ぜひ専門学生の間で取得して欲しい資格として測量士補があります。検定・資格には国家資格と民間団体が認める資格と大きく分けるとふたつに分けることができます。

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国土地理院にいきさっそく受け取ってきました

 

この測量士補という資格は国土地理院の長が認める資格ですので、公的な機関からも信頼度が高い資格です。信頼度が高いということはきちんと勉強し、測量にかんする知識を十分に持っていると認められるという事です。

 

2.国家資格を早い時期から取得できるから

測量士補の試験日が毎年5月で合格発表が7月になります。なので、専門学生2年生になってすぐに試験を受け、就職活動が始まる頃、夏休み前に合否がわかります。

 

7月に測量士補の試験に合格した場合、就職活動中には訪問先の会社、面接を受ける会社にはきちんと勉強をしていることをアピールできます。アピールできるという事は資格を持っていない同世代の学生よりも有利になる強みになります。

 

実際に平成28年度の測量士補の試験に合格した環境土木学科の学生もすぐに希望とする会社から就職内定を勝ち取ることができました。

 

3.数学的思考で論理的に考えることができるから

この測量士補は試験問題数が全部で28問となります。そのうち文章問題が18問前後、計算問題が12問前後となります。これを3時間で解きます。

 

計算問題の理屈、計算過程に慣れているのであれば、どうってことはないのですが。数学が苦手な人にとっては苦しいものです。ですが、この測量の計算の理論、計算に慣れてしまうことで、測量以外の構造力学などにも活かせます。

 

要は土木の計算についての考え方がわかるようになるという事です。

 

たとえすぐに計算の意味、理屈がわからなかったとしても、わかるようになるまで理論を試行錯誤に組み立て、結果的には解を導くことができます。数学的に考え抜く体力がつくという事になります。

 

だから、数学が苦手な人こそ受けてほしい試験であります。「できる!!」という事を増やしてほしいです。

 

4.きちんと評価される資格だから

僕らサイ・テク・カレッジの環境土木学科を卒業すると、民間の建設会社にしか就職ができないと思っている学生がいます。ですが、建設会社以外にも行政、役所へも就職をすることができます。もちろん、各役所、役場での職員採用試験を受けなければなりませんが。

 

役所の職員としての仕事、職種というのは大きくふたつに分けられて募集されています。一般職と技術職。

 

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http://www.city.naha.okinawa.jp/cms/kakuka/jinji/syokuinsaiyou/h28dobokenannai.pdf

那覇市役所職員採用試験案内の一部

 

市役所での技術職というのは一般職に比べ、競争率が低いとも言われています。

 

理由としては技術職というのは建築・土木に関する課目を履修しているか、免許の保持・資格取得者という条件があります。

 

なので、この測量士補という資格は行政も評価しているということになります。

 

昨年の夏に、海上保安庁の職員が学校にいらしゃいまして、海洋測量海図を描ける技術者を育てたいということで説明会が実施されました。

 

サイ・テク・カレッジの環境土木学科ではここに記載のある土木施工管理・建築施工管理の資格取得も目指していますが、学科試験合格後に実務経験が2年以上必要となります。なので、学科試験を合格してもすぐに土木施工管理の免許保持者にはなりません。

 

土木施工管理技士建築施工管理技士の免許も社会的にも大変意義のある資格ですが、取得は卒業後となります。先に述べました学生の間に取得できる国家資格取得というのは大きいです。

 

民間の測量設計事務所でも測量士補を毎月3,000~5,000円の資格手当をつける会社もあります。

 

卒業後、民間の会社で働く、行政側で技術者として働くどちらも可能になるという事です。資格を取得し、環境土木学科を卒業することで、仕事に対して幅広く選択することが可能です。

 

5.学生にやさしい受験料だからこそ

この測量士補の試験受験料として2,850円とかなりのお値打ちになっています!!この金額で国家資格というのはなかなかないです。合格した場合は登録料として15,000円を納めなければなりませんが、それでもお値打ちだと思います。

 

金銭的な負担が小さいからこそ、学生のうちで取らなければならないと思います。

 

 6.苦楽を共にすることで仲間になるから

年に一度しか試験が開催されないので、まずは5月21日まで気合を入れてがんばってもらえたらと思います。これを機に勉強の楽しさを知り、一緒に勉強してきたことで苦楽を共にし、ただのクラスメートが仲間になると思います。

 

専門学生中、楽しかったーと言えることもいいのですが、やはり、同じ目標に向かっていった頑張った時期というのは必要です。仲間をつくり共に努力することで自分自身の人生の設計、デザインでき、たのしい人生となると考えます。

 

平成28年度の測量士補の合格日記

sci-tec-civil.hatenablog.com

 

7月にはサイテクで受験したみんなの手元に合格の通知が届き、みんなで合格通知書を眺めながら飲みたいので、僕もがんばります!!